【XpatHomes誕生秘話】

代表・宮本亜希子がアメリカで不動産会社を立ち上げたストーリー

そもそものきっかけは...26~30

仕事がものすごく上手く行っている人は潜在(無)意識を上手く使っている人だと読んだことがある。知らないうちに私は自分の無意識にタップインしていたのかも知れない。

同僚とハッピーアワーに出かければ、そのレストランのオーナーがさっと携帯番号を手渡してくれたり、ネットワーキングで出会ったばかりの仲介士が自分の投資家のクライアントを紹介してくれたり、知人の中にも興味があると手を挙げてくれる人が出て、この後、半年のうちに3軒ほど売り物件を賃貸に展開することが出来た。

綺麗な売り物件を賃貸物件にして仲介していると、結果お客さんにも喜ばれた。

ブローカー所属の新人仲介士350名、年間取引高が1位の人にTop Rising Starという賞がおくられる。120年の歴史がある格調高いサザーンシアターの会場でそんな賞があることを新人研修のトレーナーだったショーンがアナウンスした。

350人も同じ時期に仲介を始めた人がいるのかぁ、すごい数だなぁ...

そんな風に思ったつぎの瞬間、
"アキーコ マヤモトォ"

観客席から舞台袖に呼ばれて立っていた私はさぁさぁこちらへと呼ばれるままにスポットライトが眩しい舞台の上に運び込まれていた。

よく訳もわからず「ありがとう」ーThank you! 

頭の中ではこれがグルグル、グルグル回った。

お父さん、お母さん、
私を産んでくれてありがとう

こんな気持ちは、生まれて初めての不思議な感覚だった。

「先生、新人賞もらいました。350人で一番の売り上げだったみたい!」

「ガンバってますね〜」の舌の根も乾かぬうちに

「次は顧客の選別と集中にフォーカスしてください。また何かあったら教えてくださいね。」

いつものようにあっさりと先生は難題を言い放ってスカイプを切った。

こ、こきゃくの選別?!
しゅっ、集中?!

だって先生今までクロージングして来たお客さんみんなバラバラですよぉ....

「次は顧客の選別と集中にフォーカスしてください。」

顧客の選別と集中?!

とにかく、どんな形でもどこから来た話でも、私が関われることなら全てやってきた。

やっと「私は仲介士です!リアルターです!」と言える量の仕事が来るようになったところだった。

そこへ来て、私が月に1度、15分だけお時間を頂いている石原先生の言葉。

選んで、集中しろと言われても...

つまり、断わっていかなくっちゃいけないお客さん、物件もあるってことでしょ?!
そんなことしたら、せっかくの来ている仕事が、収入が、減っちゃうじゃないの!
そんなの怖くて出来ない...

ハンディマン、デーブの紹介、
従姉妹ヴィッキーの生まれ育ったリンデンの父親の家の売却仲介

通訳で知り合った赤沢さんの賃貸物件探し、
天助と小山商店に貼ったチラシで連絡もらった
高野さん、平林さん、福地さん、峰田さん、
ワージントン、ダブリン、パウエルの日本人駐在員の賃貸仲介

弁護士のチャズの紹介、
リサの亡くなった旦那さんのダブリンの売却仲介

DMでゲットした同じ通りに住んでた消防士ジャッドのクリントンビルの自宅購入仲介

日系企業訪問で紹介を得たテキサスに引っ越す
たかしさんのピカリントンの自宅売却仲介

福地さんの賃貸する家を買った、パパの知人の
トムのダブリン投資購入仲介

オフィスに飛び込み電話が来た軍人
ベンのリンデン家の自宅購入仲介

会社のサイトでとにかく日本人の仲介士を探して連絡して来たという
お医者さんの奥さんのクリントンビル自宅購入仲介

こんな感じに仕事が来ていた私にあなただったら「どの仕事を捨てなさい。」と助言してくれますか?
どの仕事を選択して、集中的に増やしなさいと忠告してくれますか?

選別と集中、選別と集中...

取るべきものは分かっていた。でも、残り本当に捨てちゃっていいの?!なかなか踏ん切りがつかない。そんな中、こんなことあった。

Akiko, you have someone waiting for you! 
(亜希子、お待ちの方がいらっしゃるわよ。)

ランチから戻ると誰かが私を待っていると言う。約束はないし...??私を呼ぶシャロンが座る受付に行くと、中年の日本人男性がいた。

「お約束ありましたっけ?」
「あ、いえ、ちょっと半年ほどこちらに留学することになりまして、お家を探してもらえないかと思って...」

そもそもオフィスのあるコロンバスのダウンタウンには日本人はほとんど居ない。

「私いつもオフィスに詰めているわけではないので、無駄足にならなくって良かったです!」
と、切り返すと

「あ、日本食を買おうと思って『天助』って検索したら宮本さんが出てきて...。」

翌日にはこの地で30年以上もリアルターをしているという日本人女性から面会して欲しいとEメールが来た。

その女性は噂に聞くオハイオ草分の日本人リアルターだった。オハイオ州立大学の日本語の教授だった旦那さんがホンダが工場を建てるのに現地視察した時にご案内をしたという。

工場建設の時からいた彼女は、パソコンが得意な助手を探していた。

面談には、今まで手伝って来た娘さんが同席した。

代替医療の道に専念するために自分の代わりにお母さんをサポートしてくれる人を探しているという。

マネージャーのキースに聞いて見ると彼女は不動産業界でもとても有名な人だった。フルコミッションで生き残って行かなければならないこの業界、8割は最初の1年で脱落というが、30年選手も珍しい。

雲の上の存在のその女性からお誘いに、どんなクライアントさんをお持ちなのか聞いてみた。すると、ものすごく意外な答えが帰って来た。

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